耕さない農業は、それぞれ提唱者、実践者の方が、自然の営みを観察して
試行錯誤されて培った農法です。それぞれ提唱されている方法が、
どうしてそのような方法にたどり着いたか、とてもしっくり
自然を大切にしている想いが込められていて、書籍を読んでも、
動画での解説でも、とても興味が湧いて、どれも試してみたくなる
方法です。基づいてれぞれ提唱されている方法が、
されていらっしゃるので、書籍や動画でも とても自然の循環に沿った
説明をされていらっしゃるので、各農法の特徴ごとに、自然に理解ができ、
野菜栽培に、ますます挑戦したくなるような農法です。

【土を育てる農法】
アメリカの農家ゲイブブラウンさんが確立した
第5原則 ①土をかき乱さない②土を覆う③多様性を高める
④土のなかに「生きた根」⑤動物を組み込む
に基づいた土を育てる農業です。
地下水の汲み上げで地盤沈下が進み、砂漠化により土壌の
流出が深刻になりつつあるアメリカで広まりつつある農法です。
【協生農法】
ソニーコンピュータサイエンス研究所の舩橋真俊さんが、実践されている農法で、
無耕起、無施肥、無農薬、種と苗以外一切持ち込まず、有用植物が育つ生態系を
人為的につくり、収穫しながら生物の多様性を豊かにしていく取り組みです。
【自然菜園】
家庭菜園向きの不耕起、無施肥、無農薬の野菜栽培をされている竹内孝功さんの栽培の取り組みかたで
す。自然農法や、川口さんの自然農、(公財)自然農法国 際研究開発センターの研修を経て、
独自に確立された菜園向きの栽培をされています。
書籍には、何故、どうしてその方法をするか?が詳しく記載されていて、絵もとても分かりやすく、
何度も見返して、少しずつ実践、経験すると、とても納得がいく内容です。
【自然農法】
日本でおそらく最初に、無肥料、無農薬、無除草の農法について出版物を出し、
自然農法の大家の福岡正信さんが提唱された農法です。
稲刈り前に裸麦の種を蒔き、麦を刈る前に稲籾を蒔く、
米麦連続不耕起で直播の栽培方法です。
【自然栽培】
”奇跡のりんご”の木村秋則さんの栽培方法です。
【その他】
私が、その他参考にさせていただいている書籍や動画をご紹介します。
アメリカの農家ゲイブブラウンさんは、「どんなに砂や粘土が多い土壌でも、どんなサイズの
畑や牧場や庭でも、5つの原則に沿って土を育てれば野菜は育つ」とおっしゃっています。
<第5原則>
①土をかき乱さない・・・肥沃な土をつくり出す土壌生物たちの棲み処をかき乱さない。
②土を覆う・・・草で土を覆うことにより風や水による土の流出を守り、
土壌微生物のエサや棲み処となる。
③多様性を高める・・・背の高い/低い草、根の長い/短い草、マメ科/イネ科の草
それぞれの草の機能で、生態系が強化される。
④土のなかに「生きた根」・・・「生きた根」は土壌生物のエサを供給し、土壌生物が
集まり、更に根も養分となり土の中の循環を作り出す。
⑤動物を組み込む・・・動物が植物を食べることにより、植物は刺激され土に多くの炭素が
送り込まれ土壌生物が集まり、動物のフンもエサとなり土が豊かになっていく。
詳しくは、書籍を読んでいただくと、ゲイブさんが自ら勉強し、専門家の方と 協力し培ってきた
ノウハウが、詳細に記載されていますが、とても分かりやすく読みやすい書籍です。
◆書籍
◆公式サイト
◆動画
●『ゲイブ・ブラウンが再生型農業が地球規模の課題をどのように解決するかについて語る』
● TEDx Talks『Regeneration of Our Lands: A Producer’s Perspective』
●『Treating the Farm as an Ecosystem with Gabe Brown Part 1,The 5 Tenets of Soil Health』

著者:ゲイブ・ブラウン
発売日:2022年05月30日
出版社:NHK出版
<内容>
著者ゲイブさんが、凶作による困難から自然に沿った
農業経営を確立していくまでの軌跡と、
その経験で培ったノウハウ(土の健康の5原則)を
詳細に説明し、土を育てることにより、
農業も家庭菜園も環境回復を出来ることを
紹介してくれています。
ゲイブさんの経験に基づいて記載されていますが、
内容はとても濃く、教科書のように論理的に
解説してくれています。
ソニーコンピュータサイエンス研究所の舩橋真俊さんが、実践されている農法で
無耕起、無施肥、無農薬、種と苗以外一切持ち込まず、単に栽培だけでなく、
畑の全体の空間を活用し、樹木や果物なども含め、生態系を構築・制御し、
収穫物の活用法や販売なども考慮した利用可能な植物を生産する露地作物栽培法です。
実際に 西アフリカの国「ブルキナファソ」で 1年で協生農法で砂漠を
緑の植生を復元したそうです。
◆公式サイト/動画
◆動画
●『第54回講演会:舩橋真俊 五井平和財団「21世紀の価値観」』
家庭菜園向きの不耕起、無施肥、無農薬の野菜栽培をされている竹内孝功さんの栽培の取り組みかたで
す。自然農法や、川口さんの自然農、(公財)自然農法国 際研究開発センターの研修を経て、
独自に確立された菜園向きの栽培をされています。
書籍には、何故、どうしてその方法をするか?が詳しく記載されていて、絵もとても分かりやすく、
何度も見返して、少しずつ実践、経験すると、とても納得がいく内容です。
◆公式サイト
◆書籍
竹内さんの書籍は、その他にも多数あります。
ネットで検索していただいて、ご自身に合った書籍を購入して、参考になさってください。
どの書籍でも、竹内さんの植物への愛情が伝わる本になっていると思います。
◆動画

著者:竹内 孝功
発売日:2012年8月30日
出版社:農山漁村文化協会
<内容>
自然菜園の基本的な考え方や、土の中の環境、草マルチの仕方
コンパニオンプランツ、野菜のリレー栽培(どの野菜の後にどの野菜を
育てると相性がいいか)など、菜園向きのノウハウが、
詳しい絵もついて説明されているので、とても分かりやすいです。
かなりの情報量なので、さらっと読んでも、実際 実践して納得する
のにとても時間がかかるほど、素晴らしい本です。

著者:竹内 孝功
発売日:2022年3月16日
出版社:農山漁村文化協会
<内容>
書籍『自然菜園』をもう少し情報量を減らし、苗にフォーカスをして
分かりやすく解説した書籍です。
やはり、『自然菜園』は、かなりの情報量で、読みこなすのには、
多すぎたのでしょうか? 初心者の方は、こちらの本を購入した方が、
家庭菜園を始めやすいです。

著者:竹内 孝功
発売日:2022年2月22日
出版社:ブティック社
<内容>
全ページカラーで、絵が可愛く見やすいので、
見ているだけでも楽しくなります。
絵では、株間や土の中の絵も記載されているので、
とても、畝全体での栽培イメージが付きやすいので、
お勧めです。
福岡正信さんが提唱された農法です。
福岡さんは、若い頃に横浜税関の植物検査課に勤務していましたが、
急性肺炎にかかり死に直面し「この世には何もない」と悟り、
仕事をやめて地元に戻り農業を始めます。
「やらなくてもいい」ことを探しながら、自然を観察し、
不耕起(耕さない)、無肥料、無農薬、無除草の自然農法を確立していきます。
米麦連続不耕起で稲刈り前に裸麦の種を蒔き、
麦を刈る前に稲籾を蒔く、直播栽培方法です
そして、自然を観察していくなかで、思想的な想いにも考えを巡らされて、
農法だけでなく、哲学の本も出版されています。
◆公式サイト/動画
●『福岡正信自然農園』HP
●『福岡正信自然農園』動画
◆書籍
●『わら一本の革命』
●『無[Ⅰ] 神の革命』
●『無[Ⅱ] 無の哲学』
●『無[Ⅲ] 自然農法』
『わら一本の革命』
著者:福岡 正信
発売日:2004年8月20日
出版社:春秋社からの初回出版
※初版は柏樹社から1975年に出版
<内容>
福岡さんが、自然農法に辿りつくまでに
試行錯誤した経緯や、その過程で、生きていく意味
地球や自然、現代社会について思いを巡らせた
思想的内容が記載されています。
経済がどんどん成長していく中、その変化に疑問を
抱き、大病をきっかけに地元に帰り
お米を栽培しながら、様々な角度で自然を観察して、
表現されている内容は、心に響く深い内容です。
『無[Ⅰ] 神の革命』
著者:福岡 正信
発売日:2004年8月30日
出版社:春秋社
<内容>
積読中
『無[Ⅱ] 無の哲学』
著者:福岡 正信
発売日:2004年9月10日
出版社:春秋社
<内容>
積読中
『無[Ⅲ] 自然農法』
著者:福岡 正信
発売日:2004年9月1日
出版社:春秋社
<内容>
積読中
その他、自然にそった野菜の栽培方法や、コンパニオンプランツの参考にしている
書籍や動画をご紹介します。
◆書籍
◆YouTube

著者:木嶋 利男
発売日:2018年2月27日
出版社:学研プラス
<内容>
野菜の原産地と、その土地の特定、そしてその特性の環境でそだった
野菜の性格の説明が記載されていてとても面白いです。
野菜栽培を始めたころは、みんなが育てているから、どんな場所でも
何とか育つだろうと思い、野菜ごとの原産地を気にはしていなかった
のですが、かなり重要であることが、何年も栽培していると、
とても重要であることが分かってきます。
本には、育った原産地のイメージも挿絵であり、野菜の特性を
生まれ故郷を想像しながら、栽培しやすいです。
